腹痛
痛みは異常を伝える貴重なサイン
急にお腹が痛みだしたけれど、トイレにかけこんだら治ってしまった。こんな経験はだれにでもあるものです。
この程度の痛みならいいのですが、なかには病気が隠れている「危ないお腹の痛み」も少なくありません。少々の痛みだからと言って長期間、我慢するのは禁物。どのような病気もそうですが、素人判断ほど危険なものはありません。
「痛い」のはだれでも嫌なもの。しかし、痛みは体からの注意信号。痛みがなければ体のどこが調子が悪いのか、判断することはできません。このように痛みは、病気や体の異常を私たちに教えてくれる貴重なサイン。見逃さないようにしたいものです。
お腹の痛みには重大な病気が隠されている
ショック状態になっているお腹の痛みは、すぐに救急車を
お腹の痛みは、頭痛などと同じようにだれもが経験するものです。ほとんどの腹痛は、しばらく様子をみたあとで、お医者さんに行くかどうか判断してもさほど問題はありません。しかし、緊急を要するのもあります。
「急性腹症」という言葉があります。これは読んで字のごとく、急に起こったお腹の病気全体を指す言葉です。一般的に急性腹症は、突然、激しい痛みにおそわれます。続いて、嘔吐、冷や汗、高熱、顔面が蒼白になる、などの症状があらわれます。これはすぐに検査をし、場合によっては手術が必要です。
このような時には、迷わず救急車を呼んでください。通常は内科ですが、もし、ショック状態(血圧が下がってしまうこと)に陥っていて、意識が低下しているようなら、直接、外科に向かってください。時間に手間どると、生命に危険が及ぶからです。
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